定期的に新しい出し物を作ります。同じ劇場で、前回乗った時と同じ出し物は原則として出せないという、暗黙のルールがあります。
作りたい出し物のイメージを考えます。ドレスにするのか、着物にするのか、アラビアンや民族衣装にするのか、明るい出し物にするのか、落ち着いたものにするのか、など。

選曲をします。ダンス2曲、ベッド3曲が基本ですが、必ずそうしなくても構いません。持ち時間は、16分前後、と指定する劇場が多いです。使いたい5曲が、全て3分弱ならいいのですが、そうもいかないので、編集ソフトで長さを調整します。曲16分程度のものを作って、他の劇場で18分と言われたら、一曲足すか、元曲が長いものを使って調整します。
元々、ダンスに使いたい曲があって、その曲に合わせて他の曲や衣装を決める場合もあります。

着物だから和風の曲しか使ってはいけないということはないし、選曲に決まりはないですが、全ての曲を並べてしっくりくるように考えて選びます。
たいていは自分で選曲しますが、人に頼んで選んでもらう場合もあります。

衣装は、既製品から気にいったものを探す場合と、衣装屋さんにオーダーする場合があります。
衣装屋さんが、定期的に楽屋に衣装を持ってきます。これは、ストリップで使うことを考慮して、脱ぎやすく着替えやすい作りになっています。
オーダーの場合は、出し物のイメージやある程度のデザインを伝え、作ってもらいます。途中で試着して、思っているのと違うところがないか、サイズは合っているかを確認します。

町で売っているドレスを衣装に使う場合、早く着替えることを考慮して作られてはいないので、工夫が必要です。
ボタンをスナップに変えたり、ファスナーを滑りの良いものに付け変えたりします。豪華さが足りないようなら、スパンコールやラインストーンなど光る装飾パーツ、リボンや造花を手芸店で買ってきて、縫い付けたりボンドで貼り付けたりします。
お裁縫ができるようなら、自分で仕立てることもあります。

振り付けは、自分で振りを考える方もいますが、多くの方は、振り付け師の先生にお願いしています。先生に、曲と作りたい出し物の雰囲気を伝えて、振りを考えてもらいます。先生の動きをビデオに撮っておいて、あとでそれを見て覚えるのです。 何か手に持って踊ったり、出し物の途中で舞台袖に引っ込んで、他の衣装に着替えて再び出てくる場合もあるので、そのあたりも考慮して振りを考えます。

また、ベッド入り以降は、自分で考える場合が多いです。

振りを覚えてからのレッスン方法は、人それぞれです。ぶっつけ本番で実際のステージで出して、あとは回数をこなしながら完成させていく方もいれば、スタジオを借りてオフのときに練習する方もいます。また、劇場の閉店後は、たいていステージを借りられるので、夜中に練習する場合もあります。

どんなに練習をしても、たいていの場合、実際のステージでは完璧には踊れません。どれくらいで完成するかは、人それぞれです。出し続けるうちに、やはりこっちのほうがいい、と、曲の一部や構成を変えて改良する場合もあります。

出し物のバリエーションとして、お芝居をしたり、小道具を使ったり、お客さんにリボンをほどくのを手伝わせる、クリスマスやバレンタインの出し物でお菓子を渡す、といったことをする場合もあります。
踊り子各自が、自分の個性、世界観を自由に表現できるのが、ストリップの醍醐味だと思います。

   
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